必見!スピーキング上達法その1
投稿日:2023年8月15日
Hi everyone! 😀 ナマケモノ先生です。
最近上級生の生徒から
「英語を聞けばだいたい分かるのに、話そうとすると全然出てこない」
「こんなに英語を勉強してるのに、いつまでたってもスピーキングが上達しない」
という相談を受けました。
まじめにコツコツ勉強している人に限ってスピーキングだけなぜか苦手、よく聞く話ですね。
これはインプットした知識をアウトプットにつなげる回路ができていないことが原因だと思います。
今日は脳科学の理論を交え、小学生から大人まで幅広い年代の方が
取り入れられるスピーキング上達方法をご紹介します。
知ってる単語なのに使えないのはなんで?
まず、覚えたはずのフレーズが出てこないのは、
ことばを「覚えるとき」と「話すとき」では脳内で働く部位が異なるからです。
「覚えるとき」は記憶の部位が働き、
「話すとき」は口の運動に関する部位が働きます。
それでは、どうやって使えるようにするかというと、
「覚えるとき」に「話すとき」の動きを意識して取り入れて
二つの働きを連動させればいいんです。
話す力を伸ばす場合は覚えたいフレーズを声に出し
顔の筋肉を動かすトレーニングを重ねていくことで定着していきます。
同じ要領で、書く力を伸ばしたいのであれば写し書きをしながら
覚えていけばいいということですね。
Step 1: 使える英単語を増やそう
皆さんはエピソード記憶というものをご存知ですか?
「いつ だれと 何の場面で使った」という体験を伴った
ことばは脳に残りやすくなるというもの。
例えば、外国人のクライアントとのメールのやりとりで使ってみた表現や
「これって英語でなんだっけ?」と考えたあとに使った言葉は
暗記して覚えた言葉に比べて圧倒的に早く定着します。
とはいえ、日本にいると英語を使う機会がとにかく少ない、、
それなら、まずは自分の日常生活圏内にある単語を英語で言えるようになりましょう。
単語は視覚的な情報を伴う方が覚えやすいので
目に入るものの名前を覚えていくのはとてもおすすめです。
声に出して英語で名前を言ってみて、分からなかった場合は
すぐに自分で調べてふせんに書き、その物に貼り付けましょう。
脳は、長時間勉強するより短い学びを繰り返す方が効率的に学習するといわれています。
生活圏内の物は高い頻度で目に入ってきますから、そのたびに声にする作業を
継続するうちに、考えなくても反射的に単語が出るようになりますよ。
Step 2: 使える文・フレーズを増やそう
英単語がすぐに口から出るようになったら、今度は自分の目の前の様子を
文章で説明するトレーニングをしてみましょう。
これは英検の面接対策として、私が自分の生徒たちにもよく教えている方法です。
最初から使える文構造のレパートリーがあるのなら、ぜひそれを使いましょう。
でも、全然文章が作れない!という場合はルー大柴のように
英単語を日本語の文に織り交ぜるところから始めて大丈夫。
いきなり無理はせず、少しずつステップアップを目指しましょう。
慣れてきたら、自分がよく使う文構造が何だかわかってくるはず。
まずはネット検索でもいいので、英語で何というのか調べて使ってみましょう。
ここでまた脳科学の力を借りると、
脳は ①自分に関連したこと、 ②自分の感情が伴うことについて覚えやすいといわれています。
なので「今日の授業まじつまんねえ」とか「この漫画今ハマってるんだよね」のように
自分の身の回りのことに自分の感情を乗せて文章を作ってみましょう。
最終的には発する文のすべてを英語で言えるようになるのがゴールですが、
そこまでたどり着くにはドラマやポッドキャストなどを使って
ネイティブの英語の聞いて声に出して真似をする練習を怠らないことが肝心です。
ただし、あまり完璧を目指さず少しアレンジしながら
「自分流」で進めていってみてもかまいません。
まとめ:スピーキング上達法について
今回ご紹介したスピーキングの練習法はあくまでもたくさんある方法の一つ!
トライしてみて自分に合わなかったら、別の学習法に挑戦してみてください。
英語とうまく長く付き合っていくコツは「嫌なものは無理してやらない」ことです。
皆さん一人ひとり特性が違いますから、ご自分に合った学習法を取り入れてくださいね。
また機会があったら別のスピーキング上達法をご紹介したいと思います。
それでは、see you next time 🙂