2024年度英検リニューアル問題対策『3級:eメール問題』
投稿日:2024年2月22日
Hi everyone! ナマケモノ先生です。
前回の投稿では、英検のライティング問題がリニューアルされることをお知らせしました。
今回は、3級から新形式として出題される「eメール問題」の解説をしていきたいと思います。
eメール問題とは?
英検3級におけるeメール問題とは、与えられた5文程度のメールに対し返信するというものです。
問題のメールの本文中にある質問2つに対し15~25語程度で返答する必要があり、メールの内容と無関係のことが書かれていると0点となってしまう可能性も!気を付けましょう。
ちなみに、こちらの問題が増えたことに伴い3級の試験時間は従来の50分から65分へと15分時間が長くなっています。
15分増えることは若い受験者の皆さんには負担かもしれません。
しかし逆に言うと、15分以内で追加されたライティング問題を片付けられてしまえば、その分他の問題に時間をかけることができるので、悪いことばかりではないかもしれませんね。
また、このレベルのものであれば従来のライティング問題に必要な文法とスペリング能力で十分に対応できるため、出題されたメールの内容理解がしっかりできるだけの読解力があれば、決して難しい問題ではありません。
採点項目は内容3点、語彙3点、文法3点となっています。
従来の意見陳述問題と同様、この問題で重要なのは
①基礎的な文法と語彙を身に付けておくこと
②基礎的な単語のスペリングを徹底的に練習しておくこと
文法は特に失点-1はしかたないと考えて、内容と語彙で点を稼げるとよいでしょう。
戦略的なアドバイスを加えるとすれば、スペルミスをしにくい言葉の選び方、文法的なミスをしにくい構文を選ぶクセをつけることで失点は防げるようになります。
実際にサンプル問題を見てみよう!
それでは、英検が作成したサンプル問題を参考に、解説をしていきたいと思います。
メールの宛先や導入文はすでに書かれていますので、まずは簡単に感想を伝えましょう。
→The party was great.
次に、1つ目の質問 “How many people were at the party?” に答えましょう。
質問文に正しい構文で答えられるかどうかがカギとなります。
例えば、How many …? の質問には一般的にThere is … か There are …で答えます。
ただし、この返しは日本語にはないのでなかなか難しい…!
日頃から正しく質問に答える習慣が必要です。
今回は語数を増やすために、2文書いて内容を増やしました。
→There were ten people. My sister went, too.
続いて2つ目の質問 “How was the food?”に答えます。
私は今回、スペルミスを防ぐためにあえて delicious を避けて good を使いました。
こちらの質問も、語数を稼ぐために補足で内容を盛り込む必要があります。
質問で食べ物について聞かれているので、そのことについて書くと良いと思います。
→The food was good. I liked the noodles.
以上のものを全て合わせると20語となり、指示通りの長さになります。
このような形で
①質問の内容を理解し
②ふさわしい返答を指示通りに
③できるだけミスなく書く!
この3点を守ることがeメール問題で高得点を取るために必要です。
ライティング問題を制す者は英検を制す!
ライティング問題がリニューアルされたことで、ライティング対策の重要性がより増したと思っております。
ただし、ライティングの基礎となる語彙力と文法力は日頃の積み重ねでしか伸びません。
直前の追い込み対策に頼らず、毎日地道な努力を続けていくことこそが本当の試験対策かなと思います。
次回は準2級のeメール問題について解説していきたいと思います。
それでは、see you next time! 🙂