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フォニックス(phonics)って何?

Hi everyone! ナマケモノ先生です。

皆さんはフォニックス (phonics)という言葉を聞いたことがありますか?

今回は英語学習の効率に大きく影響するといわれるフォニックスについて説明したいと思います。

フォニックスとは?

フォニックスとは簡単に言うと英語の読み書きのルールです。

英語は日本語のひらがなやカタカナと違い、文字の名前とその文字が出す音が一致していないことが特徴です。

例えば、アルファベット読みならCATは「シー エィ ティー」となりますが、フォニックスでは「クッ ア トゥ」と発音します。

フォニックスを学ぶと、知らない単語でも発音することができるようになるんです。

基礎的なフォニックスはけっこう簡単に覚えられるのですが、応用ルールになると1つの文字に対する別の発音を覚えたり(例:Eはエともイーとも発音可能)、digraphsといって複数の文字で一つの音を作るもの(例:ch, sh, th)などもあったりしてかなり複雑になります。

どうしてフォニックスが大事なの?

フォニックスの知識は読む力の基礎となり語彙力の伸びへとつながるだけでなく、正しい発音で話せるようになったりライティングのスペルミスの頻度にも直結するため、お子さんの将来の英語学習を左右するステップといっても過言ではありません。

だからこそネイティブの子どもたちも学校でフォニックスを学習します。

本の学校英語でも最初のステップでフォニックスが導入されれば、もっと英語ができる日本人が増えるのでは?と私は考えています。

ちなみにですが、英語には英語にしかない音がたくさんありますから、フォニックス学習中は日本語を介さず、英語のまま聞き取って発声するようにしましょう

(カタカナルビの付いている教材などはくれぐれも使わないでくださいね!)

発音に自信がないという保護者の皆さんは、ぜひこの機会にお子さんと一緒にフォニックスを学んでみてください。

子どもと一緒にフォニックスを勉強したら親の発音も上達したという話は実はよくある話です^^

フォニックスはどうやって覚えるの?

実はフォニックスの基本的なルールは毎日5~10分くらい学習すれば半年程度で覚えられます

① アプリ

フォニックス学習に最初におススメしたいのがアプリです。

以前にも紹介した Teach Your Monster to Readは私の一番のおススメです。

なぜなら、このアプリはほとんどのフォニックスを網羅している上に、sight wordsと呼ばれる例外的な頻出単語も楽しみながら覚えることができるからです。

興味がある方はぜひこちらの記事を読んでみてくださいね。

YouTubeなどのフォニックス動画

アプリと同様におススメなのが動画(フォニックスの歌)の活用です。

発音の上達、語彙力アップ、英語学習意欲の向上といいことづくめですので、ぜひ1日5分、といった感じで日課にしてみてください。

YouTubeで’phonics‘と調べると世界中の様々なフォニックス動画が見ることができます。

なかでもLittle Foxというチャンネルが作成しているフォニックス動画はおススメです。

興味のある方はぜひチェックしてみてください。

複雑な応用ルールほど動画の活用が効果的です。

例えば、’magic e / silent e’ (魔法のe/無音のe)と呼ばれるルールがあります。

eが単語の最後につくと、そのeが無音になる代わりにその前にある母音は長母音になるというルールです。

例えばmatとmateの発音が大きく異なるのは、最後のeがその前にある母音aを「エイ」という長母音の音に変えるからです。

今の説明、言葉にするとすごく難しく聞こえますよね。

だからこそ映像で視覚的に理解できたり、歌を通して覚えることが重要なんです。

③アルファベットチャート

フォニックス学習に欠かせないのがアルファベットチャートです。

インターネットで ‘Free Alphabet Chart’や’Printable Alphabet Chart’などと調べてみるとたくさん出てきます。

選ぶ基準としては

  • 大文字・小文字の両方が載っているもの
  • カタカナルビがないもの
  • 基礎的なフォニックスで読める単語を使っているもの (例: Xの例としてよく使われるxylophoneは「クス」ではなく「ズ」という音なので、基礎的な音ではありません。foxやboxのように、「クス」の音がある単語を使っているものを!)

を選びましょう。

どれにすればよいか分からない場合は、以下のウェブサイトから好きなチャートを選んでダウンロードしてみてください。

子どもは見慣れた文字が目に入ると自力で読もうとしますから、チャートを子どもに見えやすい位置に貼ることで自ら学習してくれるようになります。

フォニックス用のアルファベットカード

アプリや動画などはスクリーンタイムが気になる、と心配な方にはフォニックス学習用のアルファベットカードを購入、もしくは自分で作ってみてカードゲームをしてみてはいかがでしょうか。

フォニックスカードの中で私のおススメはAGOシリーズです。

こちらのシリーズはポスターもありますので、併せて使用するのもよいと思います。

興味のある方はご参照ください。

最後になりますが、フォニックスを家でやる場合ゲーム感覚で楽しむことが大切です。

「これはなんて読むの?」「繰り返して言ってごらん」などと理解度を試す質問を何度もすると、子どもは嫌がります。

教え込もうとはせず親子の楽しいプレイタイムという感覚で取り組み、子どもが自ら音を発するようになったらポジティブな声掛けをしてあげましょう。

次回はフォニックスの次のステップであるワードファミリー(Word Family)についてお話したいと思います。

Thank you for reading! 🙂