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【重要】英検受験のタイミングの見極め方

Hi everyone! ナマケモノ先生です。

まもなく英検申込の締切がやってくる!ということで、英検を受けるタイミングの見極め方について説明させていただきます。

まず全ての級に通じることですが、受けるかどうか迷っている場合は

試験同様の制限時間を設けて受験希望級の過去問を解いてみましょう。

英検ホームページには過去3回分の過去問が載っていますので、3回分を全てやってみるとよいと思います。

試験内容・過去問 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会

特に5級・4級受験の場合は、そばでお子さんの解いている様子を見てみてください。

問題文が読めないもしくは理解できていないときは、試験が合格できるほどの読解力がついていない可能性が高いです。

英検受験のタイミングはもう少し頑張れば合格できそう!なときです。

(具体的にはリーディングで60%、リスニングで70%程度取れているレベルです)

ですので、少し難しそうかなと思った場合は受験を先延ばしにすることも考えてみてください。

次は各級の大まかな対策について説明していきます。

5級&4級

5級と4級は出題パターンが決まっています。とにかく何度も過去問を解いて問題形式に慣れることが重要です。

解き終わった過去問の答え合わせをした後、間違った問題の音読をしましょう

正しい選択肢を入れて読んだ後に理解できた(自分の間違いがなぜ間違っているか理解できた)場合は問題ありません。

正解を読んでも分からない場合、文構造が分からないのか単語が分からないのかを確認します。

文構造が分からなかったときはひたすら音読!文章を丸暗記してしまいましょう。

この級では驚くほど過去問に似た問題が本番に出てくることがよくあります。

リスニングは問題形式さえ分かれば大丈夫です。

何が求められている問題なのかを説明してあげて、ここでしっかり点数を稼ぎましょう。

ライティングとスピーキングがない5級と4級では問題が読んでわかる、聞いてわかるレベルでも十分合格できます。

3級

3級になるとライティング問題とスピーキング問題も出題されます。

ただし、基本的にどちらも「自分のこと」を聞かれるので、自分について話したり書いたりできれば問題はありません

また、3級が「中学卒業レベル」と設定されていることから、中学レベルの文法問題集を使って対策するという話も耳にしますが、小さいころから英語で英語を勉強しているお子さんに中学生向けの文法問題を解かせるのは、かえって遠回りになると私は思います。

年齢相当の英語の本が読めて、子ども向けのコンテンツで使われている英語が聞けるレベルであれば、英文法の説明はできなくても、基礎知識は十分あると思ってください。

特に、英検で出題される文法問題は数問だけです。文法知識のインプットより、たくさん本を読んで語彙力や表現力のアップに焦点を置くほうが確実に点数アップを狙えます

準2級

3級まで順調に英検を合格してきた子どもたちのほとんどが、準2級でつまずきます。

これは使われる英語が難しくなるというより、教育・環境問題やITなど、抽象的な思考力が問われるトピックが取り上げられるためです。

問題形式も文脈理解や要約する力が問われる問題が増え、思考力・語彙力・読解力といった力が必要となるうえに、ライティングやスピーキング問題では「自分事」にとどまらない、社会問題などに対する意見を求められます

日ごろからこういったテーマに関する本を読み、語彙力と知識を備えておくことが必要となります。

2級

準2級と2級は非常に問題形式が似ています。

主な違いは

  • リーディング量が増える
  • 読解問題で問われる語彙力が増える
  • リスニングのスピードが速い

という点です。

4技能のすべてにおいて情報処理力を上げる必要があるので、読むスピードが遅かったり、スピードの速い英語が聞き取れないなどの場合、苦手な部分を伸ばすことに特化した練習をして対策をする必要が出てきます。

特にライティングは比重が大きくなっているため、限られた時間内にパッと書く内容を考え、書き上げることができるようになるととても心強いです。

自分の意見を述べるという力は短期決戦で身につくものではないので、日ごろから様々なテーマについてアンテナをはり、知識と経験を積んで自分の意見が形成できるようにしましょう。

各問題形式の具体的な対策方法については、近日中に記事にしようと思います。

最後になりますが、英検 for Kids!というサイトにはチェックシートや準備のコツなど英検受験に役立つ情報がたくさん載っています。

ぜひ受験前に見て、参考にしてみてくださいね。